2018年7月26日木曜日

「やまゆり園」事件から2年

時の経つのは早いものだ。相模原市の障害者施設やまゆり園で、植松聖被告が入所者の障害者19人を殺害して、本日(2018年7月26日)で2年が経った。19人という人数に恐ろしいものを感じる。しかし、世間ではあまり話題になっているようには思えない。やはり、知的障害者のみを殺害したという事実が、何か大っぴらに話題にできないのではないか。旧優生保護法という法律が1996年まであった。これは、知的障害、精神疾患は本人の同意がなくとも、不妊手術を強制された法律だ。この優生思想(優れたものが価値があり知的障害者や精神異常者は価値の低い人間とされる)と植松被告の考え方は、ある意味一致している。勿論、殺人は厳正に裁かれなければならない。しかし、植松被告自身が、医者により人格障害が認められ、その責任能力は検察と弁護側で今なお争いがあり、公判日程は、未だに未定である。


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