2018年4月29日日曜日

南北朝鮮が対話

韓国の大統領、文在寅氏と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、27日、南北軍事境界線のある板門店で会談。核のない朝鮮半島を実現する板門店宣言に署名した。
世界のマスコミは、好意的に伝えた。
しかし、しかしですよ。つい一年ほど前には、実兄の金正男氏を暗殺したばかりだ。
数年前には、叔父のチャンソンテク氏も処刑している。
大変な独裁者の顔を持つことを忘れてはならない。
また、ある情報によると金正男氏を殺害を指示したとみられる北朝鮮籍の9人も口封じのために処刑されたと言う。とんでもない独裁体制である。ここで、思い出されるのがリビアのカダフィ大佐である。
彼も独裁者で核を放棄して、経済制裁を免れた。彼のその後は知る通りである。正恩氏も相当地位と金に溺れ、しかも相当の小心者と聞く。周辺に守られて、自分一人では何もできないのではないか。アラブの春のような民衆蜂起が北朝鮮で起きる可能性は十分起きうる。核を放棄したら、それは金正恩体制の終わりのプロローグを意味する。

2018年4月28日土曜日

希望を追いかけて

東京、九段下の昭和館で「希望を追いかけて フロリダ州立大学写真展」を開催中だ。戦後昭和26年に来日した、GHQの鳥類研究者、オリバー・L・オースチン・ジュニア氏が当時の日本を撮影した写真を展示している。表参道の同潤会のアパートを撮影した写真などは印象的だ。今の東京からは考えられないほど素朴で、希望があった。
それに対して、今の東京は希望を追いかける対象でありうるのか。朝の満員電車の人々の焦点の定まらない目、目、目。昼食時の食事の店の混雑や行列。高層マンションや商業ビルの建設。何もかも新しくすることへの礼賛。拝金主義。これらの風潮を象徴する出来事があった。九段会館の取り壊しである。2011年の被害は仕方ないとしても、耐震化などの方法はなかったのだろうか?まさしても、昭和は遠くになりにけり、であった。


壊されようとしている九段会館。


東京を歩いている人をみると終焉が見える。私の在る世界ではもはやない。九段会館だけでなく、私の関係者がもはやなく、すべてが別世界の他人になってしまった。もちろん東京の周辺も同じである。いや、それ以上かもしれない。


2018年4月24日火曜日

アメ車の墓場

関東地方のとある場所でアメ車の墓場を発見。キャデラックやビューイックといった70年代から80年代の高級車が放置されている。シュールな現場だった。














2018年4月5日木曜日

河野太郎外相のアホさ加減

オスプレイの横田基地への配備が決まった。河野氏は、20日前の3月16日に米国側から通行されていたという。しかし、公表や地元への説明は、4月3日。調整が整うまで、日本側からの公表を控えるように米側から要請されていたという。一体どちらを向いて仕事をしているのか?こういう人物を当選させる神奈川県民の良識が問われる。いや、というより内閣に入って、変節したのであろうか?与党の政治家には実にこういう人物が多い。

2018年4月3日火曜日

春がない。

昔、井上陽水の曲に「傘がない」というのがあったが、今の日本列島には、春がないようだ。連日の猛暑日。一月には、記録的な寒波が到来して、一転しての暖かさ。気象庁は、平成30年(2018)3月の関東甲信地方の平均気温が、1964年以降で最も高かったことを発表した。夏の酷暑、大型台風、冬の酷寒、大雨。地球がおかしい。日本は、さらに地震と火山噴火のリスクが加わる。日本は唯一の被爆国だが、原子力の事故の不安も付きまとう。これに加え、米国の戦争に付き合わされたら目も当てられない。

2018年4月2日月曜日

戦闘員、中東からアフリカへ

イスラム国ISISは、シリアやイラクで急速に勢力を弱めた。そして、日本でも北朝鮮問題もあり、アルカイダ等過激派集団の報道は、ほとんどされなくなりつつある。そんななかで、イスラム系過激派は、トルコで武装訓練を受け、ブルキナファソ、マリ、ニジェール、リビアといったアフリカ北部西部の国に、その活動を移しつつあるという。リビアでは、カダフィ大佐が失脚し、国内の治安はいまだ回復していない。ブルキナファソ、マリ、ニジェールといった国々も国内情勢は不安定だ。スーダンはビンラディン氏が1990年代に潜伏したことでも有名な、過激派に寛容な土壌もある。彼らはこれらのアフリカの国々で力を貯め、その矛先を欧米に向けると言う。アメリカに盲目的に追従する日本も決して他人事ではない。