2019年4月10日水曜日

元号フィーバーに浮かれてはいけない 2

新元号は、万葉集からの引用で日本の古典だそうだ。首相は、戦時下、万葉集が国威発揚と忠誠心称楊の為に利用されたことにふれることもない。当然であろう。「海ゆかば 水漬く屍 山ゆかば 草むす屍 大君の 辺のこそ死なめ かえりみはせじ 万葉集巻十八にあるこの大伴家持の歌は、信時潔の作曲を得て、戦中派わだつみ世代など多くの人々に君が代に次ぐ国家のごとく唱和された」戦時中米軍で日本語通訳を務めたドナルド・キーン氏は、日本人捕虜の多くが万葉集を携帯していたことに驚いたと回想している。これは、明らかに安倍氏の元号の政治利用だろう。親近感はない。


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