2019年1月25日金曜日

2時間12分19秒8

2時間12分19秒8 この数字は、1972年ミュンヘンオリンピックで、マラソン(この当時は女子マラソンはまだオリンピック種目になっていない)で優勝したアメリカのフランク・ショーターの記録である。当時、マラソンは持久走の性格で、ショーターは、トラックのスピードランナーであり、そのトラックのスピードをマラソンに取り入れた先駆者である。14キロ地点でそのトラックのスピードで早くも独走状態に入り、後続ランナーの意欲をなくして、そのままゴールする画期的な戦法である。この戦法は、日本の中山竹道氏も取り入れている。瀬古氏のような人の後ろに付け、力を貯め最後にスパートするという戦法とは違い、非常に画期的で見ているものを清々しくさせる戦法である。ショーターこそ真の現代マラソンの先駆者といえるであろう。偉大なランナーだ。

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