2022年3月、ロシアのテレビ生放送中に、戦争反対のメッセージを掲げて物議を醸した、元ロシアのテレビ局編集担当者のマリーナ・オフィシャンニコワさんが、2月10日、パリのNGO「国境なき記者団」で記者会見して、フランスに亡命したことを明かした。生放送中の抗議は、罰金刑で済んだが、昨年7月にクレムリン前で、「プーチンは殺人者だ」などと書かれたメッセージを掲げた動画を配信し、ロシア当局から起訴されていた。判決予定日が数日後に迫り、弁護士から、「逃げて、命を守って」と助言され、娘を連れて、海外に亡命した。苦渋の決断だったであろうが、勇気のある行動は、最上級の賞賛に値する。