2021年3月30日火曜日

Tommy Bolin Shake The Devil The Lost Sessions

 

Tommy Bolin のShake The Devil The Lost Sessions というCDがクレオパトラという全く不明なレーベルから発売された。今まで、Teaserの関連のアウトテイクのCDはこれでもかというくらい発売されていたのだが、Private Eys 関連は全く出ていなかった。今回のライナーによると全く発表するマテリアルがなかったそうだ。しかし、要求は強く、なんとかかき集めて今回発売しました、という感じだ。アートワークも内容もまさに手づくり感ありありで、本人が生きていたら出せる訳もなく、ブートレッグ感満載なCDだ。内容を紹介しよう。

1.Shake the Devil (Alternate Mix) 最初の1曲めから音が悪いのに驚かされる。ダビングを重ねた、ジェネレーションの高いカセットのようである。薄くエコーが掛ったような感じだ。ほぼ、オフィシャルと同じテイクで、最後のギターソロが5秒ほど長い。

2.Bustin' Out For Rosey (Alternate Version) このテイクを聴くとPrivate Eyes Sessionは、ギターなしで、レコーディングして、後からギターソロをオーバーダブしたのが判る。ギターなしのテイクだが、ボーカルは、完全にオフィシャルテイクと同じ。シンセのソロが1小節分長い。相変わらずテープのヒスノイズが入っている。

3.Hello,Again(outtake,No Strings) ストリングが入る前のテイク。オフィシャルテイクと同じテイクだが、ストリングが入っていないのでボーカルが前に出ている印象で、この曲に関しては、こちらのテイクのほうが完成度は高い。ギターはオーバーダビングしているが判る。

4.Gypsy Soul #1(Outtake) オフィシャルとほぼ同じテイクだ。全体にうすいエコーが掛ったような音質は、相変わらずである。ラストのギターソロが長いがフェイドしているのは同じ。

5.Sweet Burgundy (Alternate Version) エレクトリックギターの入る前のテイク。ボーカルも別のテイクのようだ。

6.Someday Will Brig Our Love Home (Instrumental demo) タイトル通りのインストだが、完成度は高い。アコースティックギターが入っている。このテイクにボーカルとEギターをダビングすれば、完成テイクに近い。

7.You Told Me That You Love Me(Instrumental Demo) 6と同じくギターソロとボーカルをマイナスワンしたテイク。Eギターのバッキングとサックスは入っている。オルガンとベースも入っているが、アルトテイクのようだ。後半にギターソロがはいるが完全に別テイクである。かなり弾きまくっている。

8.Post Toastee(Acoustic Demo) これは、以前 Nakid llなどで出ていたアコースティックギターのデモだが、よく聞くとよく聞くとエレクトリックギターだ。

9.Tommy's Instrumental(Outtake) これは、トミーの死によって幻となってしまった3枚目の 為の曲のデモなのであろうか。Getting Tighterなどに見られる9th系のコードを多用したインスト曲。ノーマジーンベルのサックスが重要な役割を果たしている。トミーのギターソロは、最高にイかしている。

10.Gypsy Soul #2(Acoustic Demo) こちらは、ボーカルもギターも完全別テイクだ。

11.Gypsy Soul #3(Reharsal Demo)エレクトリックギターとベースのリハーサルテイク。ギターソロをオーバーダビングしている。インスツルメンツテイク。

12.Someday Will Brig Our Love Home (Instrumental demo) こちらは、完全別テイクだ。ギター(3本)とベースのテイク。この曲に関しては、ヒスノイズもなく音質はいい。府フェイドして終わるが、まだテープは続き、トミーのエレクトリックギターのバッキングらしき音で終わる。



2021年3月2日火曜日

距離が短いかと思った。第76回びわこ毎日マラソン

 サブテンが42人。2時間7分台が15人。これほどの大人数がこれ程の記録を出したマラソン大会が過去あっただろうか。過去48年に渡って、マラソンをウオッチしてきた、筆者が過去にない展開になり驚愕した、今年(2021年)の別府大分毎日マラソン。しかも、コロナの影響もあるだろう、今年が琵琶湖を舞台とする、最後の大会になった。優勝したのは、2時間4分56秒の日本記録をだした、富士通の鈴木健吾。これだけのスピードで走ってきての、35キロからの14分台のラップはすばらしい。これだけの記録がでたのは、ペースメーカーが、15分を切るラップで、25キロまで、引っ張り、また30キロからは、カリウキ選手が引っ張ったのが大きい。また、例年であれば、比叡山からの強風(比叡おろし)が全くなかった、日光が殆ど差さなかった、など気候面でも、好記録を後押しした。 正に神ががりだった。